白雪 (しらゆき)
呼び方: にいさま (にいさま)

 まず一人称が「」なんですが、大丈夫、すぐ慣れます。あとは前髪上げてデコ出して、でかいリボン(常に独特のリボン飾り付きカチューシャをしてますが、やっぱりモチーフはネコ耳なんでしょうか)着けて、お料理が得意、と。ははあ、そういうキャラですか。デコキャラという時点でパス、とばかり私はノーマークだったのですが、これが曲者でした。
 一応の特徴である「〜ですの!」という語尾も、テキストだとなんてことないんですが、実際にこの口調で喋られるとさすがにインパクトがあります。まるで昔のビックリマンのアニメの十字架天使のようだ。魔法の妖精ペルシャの方が例として適切でしょうか。横手久美子という声優、名前は最近よく目にするんだけど声は識別できてない一人だったんですが、私的には「白雪の声」としてインプットされました。
 それでも、アニメ版では料理もゲテモノという設定にされ、その独特の口調と相まって完全にイロモノキャラと化しており、ずいぶんワリを喰ってるなぁ、と私は感じていました。ところが、ゲーム版白雪の異常なテンションの高さはさらにひと味違います。「にいさま」という呼び方も、「お兄様」の「お」を取っただけじゃねえか!とツッコミたくなるところですが(後述の理由があるのですが)、実際に「にいさま――っ!」と叫ばれると、なにか訴えてくるものがある。結局イロモノ好きの私は、白雪もオッケーなんじゃねえか?…と思いつつある自分に愕然とするのでした。デコだけは絶対ダメなはずだったのだが。つーかだんだん何でもよくなってきた。
 なお、初登場時のみ髪が外巻きロールで呼び方が「あに兄」(あにあに!)だったという事実は白雪ファンの間ではタブー中のタブーです。

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