千影 (ちかげ)
呼び方: 兄くん (あにくん)

なんと言っても「兄くん」です。あにくん。基本的にイロモノから攻める私は真っ先に飛びつきました。
「クールでミステリアスでオカルト好き」、という路線ですが、もはやそんな設定で言い表せる段階ではありません。プロフィールには、「何を考えているのかわからないことが多いけど、それでもお兄ちゃんのことは好きみたい(?)」などと書かれてます。ゲームでは初登場時、兄である主人公に「あいかわらず千影は不思議な威圧感があるなぁ」とか言われてました。そんな紹介されるギャルゲーのヒロインはじめて見たわい。
ところが、その千影がG’sマガジン第一期シリーズの読者人気投票ではブッちぎりの1位で初代クイーンに輝いたのですから世の中わかりません。いやホント。みんなそんなに好きか?俺は好きだ。よくよく考えてみると、個人的には長いサイドヘアシニヨン、ブラウスに棒タイ(重要)、カフス長い巻きスカート、などなど、かなりツボを押さえられているのは事実。つーか全部じゃん。
ところが、アニメでの千影の扱いは悲惨の一語に尽きます。登場シーンといえば見るからに怪しい雰囲気の自室(?)でタロット占いをしているか、窓から一同を見下ろして含蓄の深い一言を下さるかのどちらか。しかもブライトの「弾幕薄いよ!」並にいつも同じ絵が使われてます。なにやってんの!さすがによく描けてるんだけどさ、その絵は。
一方、ゲームのシナリオはなかなか良いです。おそらくゲームの主人公の性格と相性がいいせいもあるのでしょう。後半の展開のブッ飛び具合も全く他の追随を許さず、千影ならではと言えます。もはや血が繋がっているとかいないとかそんな次元の話ではないです。しかしこのオチはねえだろ…。
もうひとつ、ゲーム版の千影は別れの挨拶が「また……来世」というのですが、どうしたものでしょうか。たしかに、「来世で会おう」くらいは言いかねないキャラではあるんですが、日常的に使うのはさすがにどうかと思います。そこまでしなくても十分キャラ立ってるよ。
毎晩、棺の中で寝てるってのもすごい設定だ。

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